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本書紀によると
西暦685年に天武天皇が「諸国の家毎に仏舎を作りて即ち仏像と経とを置きて礼拝供養せよ」との勅令を出され、
当時の権力者が自分たちの持仏堂をつくりはじめたことが起源と言われています。
現在のように各家庭に祀られるようになったのは江戸時代の中期以降のことです。
現在では生活様式もずいぶん変わり、それに応じてお仏壇も金や唐木だけでなく洋風のものもたくさん出回るようになってきました。
しかしどのように生活スタイルが変化したとしても、先祖さまを敬う心は変わりませんし、変えてはならないものです。
十年後、二十年後この日本はどうなっているでしょうか?
みなさんが朝お仏壇に手を合わす、お墓参りをしてみる、それだけでも十分です。そうなれば嬉しく思います。
お仏壇の中は小さな宇宙です。
この箱の中に浄土の世界が広がっています。
ご先祖さまももちろんおられます。
別に何処かに行かずとも扉を開けばいつでも会うことができるのです。
しかし本来お仏壇とは仏さまをお祀りする壇であり、仏さまに供養することでご先祖さまも供養したことになると考えるとよいでしょう。
この流れが速い今の世の中ではお仏壇の前で手を合わせることなど後回しにしてしまいがちです。
毎日ほんのわずかでもよい、朝起きて家族のみんながお茶やお水をお供えし、「おはようございます」の一言をいえる心のゆとりをもつことが大事であり、それが先祖供養につながるのです。
みなさんが朝お仏壇に手を合わす、お墓参りをしてみる、それだけでも十分です。そうなれば嬉しく思います。
皆様が一番気になされるのが値段だと思われます。
今まで関心のなかった方にはお仏壇なんてどれも同じに見えるかもしれません。
でもよくよく見てみると値段の高いものには高いなりの、安いものには安いなりの理由があります。
特に新品のうちは違いは見分けがつきにくいもので、漆が上に塗られていたらその下のことは、もう我々でもわかりません。ただ長年使っていると(もちろん使い方にもよりますが)その差は歴然としてきます。
藤岡巴堂ではそのものが持つ良さを理解し、適切な価格に設定してあります。
高いから良くて、安いから駄目ということはありません。今の自分に出来る精一杯のことをして、毎日大事にお祀りすることが一番大事です。
家の大きさや雰囲気、宗派、予算など、色々な要素があります。自分のできる範囲内でよいものを購入するのがよいでしょう。
何にせよ百聞は一見にしかずですので、まずは直接お仏壇と対面することをおすすめいたします。